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道の尾温泉について

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明治元年創業の歴史

道の尾温泉の誕生は明治元年
青年が私財を投げうって温泉を掘削

道の尾温泉の創業は明治元年まで遡ります。
その昔からこの地域には「湯川」という地名があり、いたるところに小川が流れ、蛍や蝶が舞う美しい水郷でありました。
明治元年のある冬の朝、この地に住む青年・古田吉平氏が川から湯気が立ち上がっているのを発見し、自らの田畑を売り払って温泉堀削を始めました。機械のない時代に竹や矢じりを用いて泉源とみられる岩盤に挑み、苦労の末に摂氏27度の温泉を発見。これを「道の尾温泉」と名付けたのが当温泉の始まりです。
電気やガスがない時代だったので、古田氏はくみ上げた温泉を石炭焚きの蒸気ボイラーで加温し、当時の長崎では唯一となる温泉浴場を開きました。

外国人も多く訪れた道の尾温泉
モダンなレジャー施設に成長

古田氏は、道の尾温泉をはじめ、料亭「万象園」や道の尾公園などの施設を周辺につくり、これらを含めて一帯を一大レジャー施設としました。
当時の建物は洋風造りで、建物内には赤じゅうたんが敷かれ、熱帯植物が植えられて、異国情緒あふれるモダンな雰囲気だったそうです。長崎港に入港したロシア、フランスの水兵たちも立ち寄ったそうで、当時の賑わいの様子は館内に掲示している版画でも見て取れます。

優れた泉質で愛される道の尾温泉
150年経った今もミネラルを豊富に含む

道の尾温泉のお湯は、創業当初からしなやかで透き通っており、「切り傷ややけど、あせもが痕を残さずに治った」「こわばった手足や腰が動くようになった」などの評判が広がりました。
戦前には長崎の造り酒屋が酒造りにこの温泉水を使用し、戦後にはラジウムサイダーの工場があったことからも、この辺りの水質の良さが伺い知れます。
戦前の水質分析では、微量のラジウムが含まれていることが分かり、長らくは「道の尾ラジウム温泉」として親しまれてきました。
温泉発見からおよそ150年が経過した現在でも、炭酸水素イオンなどの各種ミネラルを豊富に含む泉質を保ち、弱アルカリ性の美肌の湯としても知られています。

代表インタビュー

道の尾温泉を発見した古田吉平氏から、大久保友雄が施設を継承。
そこから4代目にあたる現代表の大久保悠が、道の尾温泉への想いを語ります。

明治元年から続く道の尾温泉。
現在はどんな存在なのでしょうか?

道の尾温泉は、明治・大正の時代は、周辺に料亭や旅館が立ち並び、華やかな一大レジャー施設として賑わっていました。
昭和に入るとより身近な存在になり、地域の公衆浴場として親しまれるようになったそうです。現在では温泉周辺は住宅地として発展していて、日常的に通うことができる温泉施設、また休日に気軽に行ける近所のレジャー施設といったイメージでご利用いただいています。

道の尾温泉のお湯の魅力は何でしょうか?

道の尾温泉のお湯は、透き通ってサラッとした、まるでミネラルウォーターに浸かるような爽やかさが魅力です。
豊富なミネラル分を含んでいますが、良い意味でクセが強くない泉質なので、湯あたりしにくく、小さなお子様からご年配の方まで安心して浸かっていただけます。
私は仕事が終わると毎日温泉に浸かって帰宅するのですが、自宅のお風呂とは体の温まり方が全然違いますね。芯から温まるので、冬の風でも心地よく感じます。
あとは、美肌の湯といわれる弱アルカリ性の泉質であることも特徴です。お客様からは、「アトピーで肌荒れしていたのが温泉に浸かって治まってきた」「皮膚科を受診したら、お医者さんから道の尾温泉をすすめられた」という嬉しいお声もちょうだいしています。
大浴場の中には源泉水風呂があるのですが、この源泉を洗顔に使うという女性もいらっしゃいますね。

道の尾温泉の大きな特徴は何ですか?

道の尾温泉の源泉は、長崎県公認の「飲用許可」を得ています。「飲める温泉」であることが最大の特徴ですね。
飲用できる温泉水は、館内で提供している料理やドリンクに使用しているほか、施設ご利用のお客様には4リットルまで無料でお持ち帰りいただけます。
飲用の温泉水は無味無臭で、まさにミネラルウォーターを飲んでいるような感じです。是非皆さまも飲んでみてくださいね。

道の尾温泉ではどのように過ごすのがおすすめですか?

道の尾温泉には、赤ちゃんからご年配の方まで幅広い年齢層のお客様が来られますし、おひとり様からカップル、ファミリー、団体様までお楽しみいただける施設だと思っています。
「癒し」「健康」「レジャー」など様々な目的・用途でご利用いただけます。
まず温泉に浸かること自体が癒しですし、館内で食事や休憩ができるので、1日のんびりとリフレッシュすることができます。
また温泉が持つ効能や温熱効果は、健康促進に役立ちます。当館には80代、90代のお客様も多く通ってこられるんですよ。
あとはレジャー感覚でご利用いただくのもおすすめです。温泉に浸かって、食事をして、館内のアミューズメント施設で遊ぶという休日プランで、ファミリーやグループで盛り上がっていただくのもいいですね。

道の尾温泉のこれからのビジョンを教えてください。

明治、大正、昭和、平成と続いてきた温泉なので、レトロな雰囲気は残しつつ、お客様が快適に過ごしていただけるよう老朽化した設備の修繕や更新に力を入れています。
最近はスマホやパソコンを持ち込むお客様が多いので、フリーWI-FIなどネット環境も充実させているんですよ。
それといま力を入れているのが、「温泉ランニングステーション」としての取り組みです。これはランナーの方が道の尾温泉を拠点として、周辺のランニングを楽しんでいただけるようなサービスを提供しています。
また、2021年2月から事業所向け宅配弁当「テルマエ弁当」を立ち上げました。

管理栄養士監修日替わりメニューのお弁当で地域の勤労世代の方向けの美味しいお弁当をお届けしています。

これからますます高齢化が加速していく中で働く世代の健康志向をサポートしていきたいと強く考えています。

道の尾温泉は時代を超えて地域の発展とともに歩んできました。コロナ禍の中、うちも含めて公衆浴場は思うように運営できない時期もありましたが、だからこそ貴重な温泉資源をどのように役立てるべきか視点が広がったと思います。

この温泉に関わる全ての人にとって心身の健康に役立つ企業でありたいと考えています。

最後に、お客様へのメッセージ

道の尾温泉は、いろんな年代の方が思い思いに楽しんでいただける施設でありたいと考えています。
「ご近所のレジャー施設」「身近にある温泉浴場」としてお気軽にお越しください。

テルマエ弁当も配達可能圏内の事業所様でしたら一個から喜んでお届けいたします。野菜もバランスよく摂れる健康志向のお弁当をスタッフが心を込めて作成しています。
道の尾温泉とテルマエ弁当が皆様の健康のお役に立てれば幸いです。

095-856-2631

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